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日記ですな。私が生きた証。 私が自ら作り上げていく人生。 第3幕。

地方の生き方と阿波踊り

この夏は地域ビジネスをされている先輩と祭×ツーリズムをご自分で企画されている先輩の企画である阿波踊りに参加して参りました。

阿波踊りとは…
四国徳島県のお祭りの踊り。
「神の二拍子」なんて形容されることもあり、その踊りの簡単さや奥深さ(姿勢を深く深く、腕を綺麗に)などもあいまって、初心者から上級者まで魅了される踊り。
お囃子や太鼓の音に合わせて「やっとやっと〜!」など声を出しながら踊ります。
連と呼ばれる団体ごとに通りをパレードしていきます。連ごとに衣装や太鼓のリズム、テンポに個性があります。


自分的には昨年ねぶた祭に参加させてもらったノリもあり今回も参加しました。
地域ビジネスや祭と観光を掛け合わせるそのアイデアにも共感するところであります。
そういう地域とかで生きるというのはどういうことか見てみたいというのが強かったと思います。


まず阿波踊りの感想。
徳島のメインどころではなく、阿波池田という徳島でも西の方に位置する地域での参加でした。(阿波踊りは鳴門あたりから始まり、どんどん西へ1日ずれて開催されていくそうです)
その中でも阿波池田地元の連の皆様の中に混ぜていただき、「あっぱ連」として参加させていただいたのでした。


阿波踊りのイベント性は高く、地域の雰囲気からは信じられないほどのお客さんが来ていました。これでこんなに人が来るのに地域の人口減の問題なんてあるのか?と思ってしまうほどでした。(そしてかわいい人はほぼ子持ちという現実…笑)

踊り自体は楽しく、没入するように深く深くのめりこめました笑。みんなで声を出し合うのも楽しかったですし、低さを張り合うのも楽しかったです笑。

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その前から楽しいことは多くあったのですが割愛。笑。

んで、移住とかいいなぁとかぼやーっと考えていた自分に「ここにいたら自分はなにをやるだろうか」と問いかけてみました。


そうすると、「まぁネットで街の紹介?観光産業の紹介?ギターの練習?」とかそれくらいしか現実的なイメージをもってできそうなことがなかったんですね。

もちろん、今回みたくマツリ(祭)ーズムなんてことも企画としてはあがるかもしれないけど、それを実行したいというほど熱を持てるかというとちょっとわからないなーと思ったり、周りの世間様(?)とはどうやりくりするんだろう?とか変なこと(?)を考え出したり。

たまたま同行者で藝大卒で普通に就職する決断をした方がいて「アーティストと生きるには自分のために作り続けなければいけないから(それは無理だと思った)」と言っていたのとどこか繋がる話で、

私が実行するにあたり"現実的ないろいろな面倒くささ"を凌駕して"表現したい"、"これをやりたい"と思えることはなんだろう?と思ったのでした。

つまり今回の地において、同じようなことをやりたいかと自分に問いてみたら答えはNOでした。
確かに需要や事業内容はとても面白く、特にインバウンド向けに祭参加、地域、人とのつながり、を生む旅行とかはかなり伸びるのではないかと思います。(先日カンブリア宮殿でもクラブツーリズムさんが目的地ではなく、テーマや出会いを主体にした旅行をされていると取材されておりました。)
別に一参加者として参加する分には全然OKです、もちろん。
人生を何に捧げようかというお話です。

だから、(私を含めて)都会で働く人が言いがちな「田舎でのんびりとくらしたい〜」っていうのがどういうことなのか、それって現実的か?というのを考えられてとても良い機会になりました。

現時点では、地域とか田舎(私は九州大分長崎くらいが良いんですが)とは関わりたいけど、企画として成り立っていなよねという状態です。アイデアもなければ勝算もない。
そういうところを考えていかねばと思います。

あと地方の地域でもFBが名刺代わりに活躍するツールになっていたり、老害(失礼)が横槍を刺さない地方はうまくいっているという話を聞いたり、先を走っているところはそういう感性や価値観の人が集まり、面白いのだなと思いました。今回の企画にもつながりつながりでご家族4人で参加される方もあり、すごい!(そして話してみるとお子さん方も大人たちとうまく話せる社交性が本当に育っていらっしゃる!)と思いました。

(とはいえ、マクロで見るとやっぱり日本の人口は減っていくので、地方創生といえど日本人の有限時間の取り合いよりもいち早くインバウンド向けに変わっていけたら面白いと思いますが。)


ということで、相変わらず「何して生きていくか?」という問いの答えは見つかりませんが。

ぼや〜っと考えていた、「こんなことできたらいいのに」というものの現実的な面を感じることができて良かったです。

余談ですが、このお盆で株も見続けることができたおかげで、それまで「見続けられたら儲けられるのに!」とか思ってましたが、その甘さを認識することができました。笑。
こちらも株式投資との付き合いかたを考えるいいきっかけになったと思います。(デイを基本とした状態からきちんとしたスウィング、中長期投資へのシフトの検討)


これでまたひとつぼやっとしてた部分の輪郭を探ることがきたのだと思います。
もう20代も後半に入りますので、いつまでも甘いこといっていられないなとも思います。


シルバーウィークにはレバノンにでも行くか…?笑。


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お疲れ様でした!!(勝手に載せちゃう)