さ、僕が今だから書けることを書いてしまいたいと思う。
就活とか済んだあとでは、ただの物語にしかならない。
今の僕がこう書きつづるから、それはドキュメンタリーであり、真実なのだ。
突然だけど、栗城史多さんをご存知でしょうか。
一人で無酸素、山に登りながらその映像を公開したりしている人(かなりざっくりな説明)なのだが、
本当にきついときはカメラも回せない。らしい、
荷物も20~30kgぐらいの重さで、酸素は薄いわ、足は重いわ
で泣きたくなるくらい、きつそうだ。
でも、どうにかカメラを回し続けようとする栗城さんがいる。
もちろん回せないときもある。それほど生死の境にいる証拠だ。
ちょっと前にTBSやNHKなんかでドキュメンタリーされていたけど、その映像といったら過酷だ。本当につらそうで、見ているのが悲しいくらいだ。
でも、それがリアルなんだと思う。
そこを見せつけられるとゾクゾクする。
ただエベレスト登れたね良かったーバンザイーで済ましてなるものか。
と、自分にしか撮れない映像があるんだと。
僕にはそう聞こえてくる。
ところ変わって、昨日は宇宙飛行士・山崎直子さんの情熱大陸が放送されていた。
離婚の危機とか、夫の葛藤とか、普段のニュースだけでは想像つかないことの映像だった。
夫の夢をあきらめたとか。(夢をあきらめるってどれほどの決断なのだろう。ちょっともやもやするが想像はつかない。)
子供が「寂しい」「寂しい」とわんわん泣いてた。
その場面は、山崎さんも知らない場面だったかもしれない。ましてや僕らが知るすべもない場面だ。
でもそれがリアルなんだと思う。
いろんなものを抱えて、必死で、栄光だけじゃない世の中だ。
だから僕もがんばれる部分があるんだろう。
そんな人がいるんだと思えるから。
(孫さんだって、睡眠時間以外、死ぬほど勉強をしていた時期があったそうな)
自分とこの人たちはなにも変わらない。そう思えるから。
まだ就職活動は続いている。
でも、思ったことがある。
「就職できないでいるような俺」は存在しちゃいけない。ってこと。
bumpのノーヒットノーランを聞いたときに感じたけど。
まさしくあの曲の通りで、
ライトからすぐ逃げたいよ だけど僕はスラッガー
ノーヒットノーランのままじゃ認められない
そんな僕は存在しちゃいけない
願わくば怯える自分に逃げ場を與えてあげたい
願わくば誇れる自分と名誉とライトが欲しい
というのだ。
はっきり言おう。
そんな僕では存在しちゃいけないのだ。
会社を起こすって?
君が今まで何をやってきたっていうんだい?
なんにもやってこなかった奴が、いきなり飯食えるほど甘い世の中じゃない。
僕は働かなきゃいけない。食うために。
はっきり言おう。
生きるか死ぬかだ。
昔の考え方では
東京に出て働いて成功して稼いで結婚して家を建てる
っていうのが当たり前だった。
今じゃ、成功にこだわる人は少なくなってきた。
はっきり言う。
大甘だ。いや、僕自身、大甘だった。
成功しないで稼ぎもしないで家も建てられないで、何が社会人だ。
何がやりたいことやってるだ。ふざけんな。
その時には、大切にしたい人も大切にできないで、幸せにしたい人も幸せにできないで、なにが俺の人生だ。
やってやらんくちゃいけないんだ。
やらなくちゃいけないんだ。
できなかったら死ぬ。
いや、殺される。
そう思ってたほうがいい。
(あくまで今の僕の気持ちだけです。人にこの価値観はもちません。もっと人生にはいろんな選択肢があり、アプローチの方法も星の数ほどあるはずです。ただ自分を甘やかすのはもうやめたってこと)
僕は今その岐路に立っているんだと思う。
まだまだ会社を見れる機会がたくさんあって、自分のことを考える場面がたくさんあることを良く思おう。
いや、よく思わなくてもいいや。
それをどう使うかだ。
結局は会社にも頼らず、一人立ちで食えるようにならないといけないんだ。養えるようにならんといかんのだ。
この社会の中で。こんな荒々しい社会の中で。
30過ぎて、会社が倒産したとか、リストラされたって時に何が残るんだ?
自分しか残らないだろ?
奥さんにでも食わせてもらうか?
子供が成長するのを待つのか?
ひもじい思いをさせるのか?
第一、自分生きていけるのか?
自分が自己資本でできることを身につけないと、やっぱり生きていけないんだよ。
生きていくってことはそれぐらい、大変なことなんだ。
とりあえず今はそう思ってる。
1日24時間
86400秒。
気を張り詰めるときも、気を張り詰めない時も時間は流れていく。
ようはどう使うかだ。
今それでいいのか?
今君がすべきことはそれなのか?
「あぁそうだ。」と
常に、「自分が選択した」と自覚が持つことが必要なんだ。
誰の人生でもない。自分の人生なんだ。
僕は今これを文章を通じて発信することを願った。
僕がそう選択したから。
僕がこの時間でできる最高の選択肢を選んだんだ。
君になにか起こればいいなんて思っちゃいない。
ただ、今の僕にしか語れないことだろうと思ったから言ってみた。
言葉にすると軽くなってしまうかと思って言葉にするのは避けてきたが。とりあえず僕の一側面だけ。
足も動かなくなって、息も絶え絶え、荷物も重い。
だからこそ、伝える。だからこそ、伝える。
物語じゃない。ドキュメンタリーだ。