付き合うだとか、結婚するだとか、よく話すだとか、ともかく長く人と一緒にいる意味というか現象というのは、
相手のくそ些細なマジでどうでもいいことがわかるようになることだと思う。
普通の深度で言うと、Aということが起きたらBを選ぶよな、この人は。
ということくらいで人を認識していると思うのだけど、
それ以上に、Aが起こりBという状況でCという関係性においたら、Dを選ぶみたいなこともわかってきてしまうわけだ。
ということとか、
途方もなくどうでもいいことを、本当にどうでもいいタイミングでふと話題に上がったからただそれだけの理由で、お互いの感覚や過去を話すことにあると思う。
普通に人に話すのは例えば「今日1日のことを話して」と言われても、1分くらいで限度だろう。
でも、もう一緒にいるのが普通なくらいになってくると、そのどうでもいい特になんの変哲のなかった1日が、ある日「こんなこと思ってさ」って小さな小さなトピックになったり、「昔にこんなことが・・・」ってどうでもいいことを話す。
本当に別に何の変哲もないけど、何の変哲もないのに、ただただ時間を共有している、ということだからまぁこんなこと話してもいいだろう、って話す内容のハードルがとても下がる。
そうだよね、全然会わない人だったら大きい話題からきっとしますよね。
全然会う人だったら、くそ小さい話題でもいいのです。
むしろそういうどうでもいいことの積み重ねをお互いが知っていることが、その人と付き合う(恋愛においても、人間においても)ということなのではなかろうかと。
どうでもいい会話をしているからこそ、その人を本当に知れたりするんじゃなかろうか。