handmade

日記ですな。私が生きた証。 私が自ら作り上げていく人生。 第3幕。

さよならいつか

いつも人はサヨナラを用意して生きなければならい
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある 
どんなに愛されても幸福を信じてはならない 
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない 
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの 
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ 
サヨナライツカ 
永遠の幸福なんてないように 
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、 
いつかコンニチハがやってくる 
人は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと 
愛したことを思い出すヒトにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す。
サヨナライツカ

辻仁成