handmade

日記ですな。私が生きた証。 私が自ら作り上げていく人生。 第3幕。

吐いてでも楽しむ

母の手術でした。

 

結果から言えば、周りが(希望的に)想定していたよりは転移があり想定より多くの部位を摘出したようです。摘出した部位を触らせてもらいました。うまく表現できませんが人間の細胞は肉みたいではありませんでした。乳腺のところだったからかもしれませんが。しこりの部分をこの手で確認したのでした。

私は念のためもっともっと悪い想像をしていたのでそこまでショックではありません。

今のところは。

 

今後の摘出部位の検査によってがんの種類や特性?などがわかるようでそれには3週間ほどかかるということでした。退院も少し伸びて1~2週間はかかるとのこと。

 

こういう結果がわかるまでとか、また検査次第では再手術とか、今どこにも着地できない状況って一番辛いのだと思います。(そゆとこフォローしてあげよ)

でも私は、幸か不幸か、その手の不安には慣れっ子です。待つ状態が一番辛いことを知ってます。客観的になれている気がします。こういう時こそ変なことをしちゃあダメなのです。やっちゃあいけないのは我慢しきれなくて何かをすることだと経験的に思います。(それが好きな人の返事待ちでずっともやもやしたことが糧になってるなんて言えませんけど・・・。)

そゆ時には穏やかにその不安と共生していくしかないと思っています。私個人的には。

 

細かいことを言えば、今後の洗濯は、料理は、掃除は、とかもろもろありますが、そういうのも前向きに捉えて、新しくやっていこうと思い始めました。味も何も私の中には残っている。もし今後出会えなかったとしても残っているし、私が作る料理にはその味が出ていないかもしれないけど、その味を知っているっていう土台はきっと料理になって現れるのだから。

 

私がしてたもっともっと悪い想像は最悪の想像なので、父より多分ショックを受けていません。兄弟も多分いろいろ考えた末に肝を据えているような気がします。こういうとき「そういうとき子供は強いんだよ」といっていた上司の言葉を思い出します。

多分子供は、それが縁起じゃないとか置いておいて、いろいろと覚悟するのかもしれません。こんなときに一番しっかり前を向いているのは子供たちかもしれません。

そういうことにおいて、子供は強いんだと思います。気丈です。

 

 

 

手術前には、親が手術を受けるっていうのに怠惰になる自分に腹が立つ

とか友人と呑みながら話していましたが、より今時間が過ぎて行くことに意識的になりたいと思ったのでした。

 

生きているこのいまの時間を大切に生きる。
時間を使うことに意識的になること。

 

手術等々のあとはまだこれから長くなるかもしれませんが。
「人生が一度しか乗れないジェットコースターだとすれば、
吐いてでもそのアップ&ダウンを楽しむしかない。」んです僕は。

 

 

大切な時間は大切な人のために使うこと。
ある程度の年齢になったらでいいから定期健診・女性なら乳がん検診とか受けて欲しい。

 

この2つだけはしっかり伝えたい。