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日記ですな。私が生きた証。 私が自ら作り上げていく人生。 第3幕。

卒業に寄せて

早稲田の卒業式が今日明日と行われているということで。

卒業によせて。

ラジオのパーソナリティのように淡々と脈絡もなく綴っていく。

私が卒業したのは2年前。

ちょうど震災でわんわわんわと慌ただしく1日が過ぎていく頃でした。

なので式はありませんでした。

今でもふわっと社会に投げ出されたなぁと感じることも多いのですが

1年目はそれにも増して、なんやかんやよくわからないうちに

このよくわからない感じでこの先何十年も先の見えない人生がどんよりと立ちはだかっているのか

と思うと、朝起きては憂鬱という日々を、どんよりと生きておりました。

そのころ社会人1年目の時に学生の私と遊んでくれた先輩方を心底尊敬致しました。

こんな精神状態で後輩と遊ぶとかどんなウルトラC難度だよ・・・って身にしみて思いました。

一気に環境が変わると気持ちも変わってしまうものです。

(今でも感謝しています。)

時にはぐわー!ってなんか頑張りたい気分になったり、今日はもうホント無理、って気分になったり

本当に浮き沈みの激しい期間だったのじゃないかなぁと。

ミスチルのくるみを聴いては泣けてきて、終わりなき旅を聴いては泣いていたような気もします。

だんだんと慣れてきて、(でも本当に「慣れた」宣言ができたのは1年半経った(最近!)くらいですね。)

1年したらようやく朝起きることにもそこまで抵抗がなくなってきました。

でも、毎朝起きる度に眠すぎるので「今日は早く寝よう」って思っています。(笑)

これって、私が入社した頃は、自分で自分に3ヶ月で慣れて半年で稼いじゃるよー!とか

意気込んでいたのですが、そんなことが全く出来ず(そんなことができない自分に更に鬱に)

ってこともあったりして、結構辛かったものです。

だから、今振り返ってみれば、そして自分を正当化してみれば

別に最初の1年「うげー」ってなっていても、慣れなくても、さしてまだ問題じゃないと思うのです。

これが若者は3年いればうんちゃらの元のような気もしています。

私が特殊なのかしらないけど、学生も3年目くらいからが一番きちんと仕事ができたりするわけです。

別に慣れるのに時間がかかったっていいんだと思います。

1年目は慣れるのが目標。学生気分を抜くのが目標。結構。私は(途中から)そうでした(笑)。

きちんと等身大の自分を受け入れて、高すぎず低すぎない目標を立てましょう。

そう、社会人は何年の区切りがないのですから、自分で区切りをつくらないといけません。

でも最初はそんなのどうでもいいです。

余裕が出てくるまでじっとしていれば大丈夫です。

それでもじっとしててもちっとも全く何にもならないって状態が

半年、1年かかる(かかりそうな予感)ようだったら考えましょう。相談しましょう。誰でも良いですから。

あ、あと、社会人で決まった時間が取れそうだぞと思って私はギターを始めました。

17万かかりました。(これが今のところ一番高い買い物です(笑))

でもほぼ毎日数十分弾いていたりするのも楽しくて、

ようやく最近簡単なものなら弾けるようにもなりました。

これも成長曲線があって、マジで全然弾けないし意味がわからんってものもちょっとずつちょっとずつ

なんとなく理解できるようになってきます。

時には全然弾けなくて絶望します。時には思った以上に弾けて希望を感じます。この繰り返しです。

ありがとうをthank youだと1語ずつ理解していく、いえ、3語覚えた気になって2語忘れたり。

本当に成長ってちょっとずつなんです。ちょっとずつのインプットが大事なのです。

そうしたらいつしか、思えば遠くへ来たもんだ状態になります。

仕事だってプライベートだってそうです。

きっと細かなインプットの積み上げが、いつの間にかの土台あるきちんとした仕事ができるようになる秘訣で。

誰かを好きになったり、誰かと運命を感じるのも、きっと細かな積み上げだと思うのです。

趣味趣向を見て聞いてその何かひとつによって、「合う!運命だ!」ってことを感じるのではなく(もちろんそういう人も中にはいるかもしれません。)、いろんなパターン、いろんな状況、いろんな状態のその人を見ているからこそ、「合いそうだなー」と思うのであって。

とにかくいろんな状態状況のインプットをひたすら細かく丁寧にしていくことだと思います。

そうしたらきっと思えば遠くへ来たもんだ状態になるのでしょう。

気づきました?(笑)

そうです、卒業のお祝いとか言っておきながら、社会人(の1年目)の話をしておりました。

何かしらのお役に立てば、何かしらの支えになれば幸いです。

何かを理解させるにはなにか別のことをやらせる。

head fakeってね。

うむ、わかってます。

2年目終わったくらいでしゃしゃり出るんじゃねーよってね!

恥ずかしながら筆をとった次第でございます。

そんな感じで私は今日も生きてます。

はい、卒業おめでとうございます。

(若手)社会人として一緒に呑める時を楽しみにしております。(笑)

おめでとう。おめでとう。おめでとう。

うーん、とはいえ、一体何がおめでとうなんでしょうね。(まさかの結論)