先日読み終えました。
僕の中での超話題作
作:浦沢 直樹
この作品についてはいろいろ諸説ありますが気に入った解釈を書いてみますね。読んでいないひと、知らない人、読み途中なひとごめんなさい。
“ともだち”は【友達】そのもの。
僕の解釈では…
“ともだち”はいじめられたり、死んだことになったりされちゃいます。無視されたりね。
そんな“ともだち”
現実世界で友達って言えますか?今日の加害者が明日の被害者、いじめ。
“友達”必要ですか?それは本当の友達?
“ともだち”自身「この世の中に僕は必要?」と自分に問いかけます。
他にも“ともだち”は「本物って何?」とかカンナへ問いかけてます。
元はと言えば、ケンヂが駄菓子屋でバッチを盗んでそのとばっちりを受けた“ともだち”が復讐やらをこめて行なった事件。
そしていつも仮面を被っていた“ともだち”はみんなの記憶にはほとんどなく、影の薄い子
でも、ケンヂたちみんなと一緒に遊びたかった“ともだち”
そういう想いを含めたものが実体化されたのが“ともだち”じゃないですかね。
実体で言えば、最初は紛れもなくフクベエ(でも複数(カツマタくん?)いた)でその後はカツマタくん?ですがカツマタくん自体、そういった想いが具現化された人物なのではないかと思いました。
うーん、深い。
んでヴァーチャルですが子供時代に戻ってカツマタくん?に謝るケンヂ。
たった一言謝るだけなんですけどなかなか言えないんですよね。こういう少年時代って……。言った後もなんだか泣いちゃうし。
そんな昔懐かしさも感じました。スマートではないけどさ、泥だらけでも一生懸命な感じ。
わかりますかね?
ともかくこんな感じで僕の20世紀少年は幕を閉じようとしています。
友達っていいもんよー。