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日記ですな。私が生きた証。 私が自ら作り上げていく人生。 第3幕。

南相馬へのボランティアツアーへ

先の三連休に南相馬へボランティアへ行きました。

 
JTBさんのボランティアツアーへ参加させていただきそのレポートを誰に頼まれるわけでもなくしていきますね笑
 
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↑私。
 
先に大まかな感想を述べます。
 
概ね良かった!ツアー代金は9,900円。
作業した場所は今も人は住むことができない南相馬市小高区(小高町?)で、人がほとんどおらず、工事車両しかほぼ通っていない感じ。

原発から20km圏内の警戒準備区域だそうで、日中の活動しか許されていません。
この地図で言うと20km圏内の北の方に小高ってありますね。その辺です。
 
 
過去二回のボランティア場所よりも感覚が少し違いました。
3年目だからか原発が問題となっているところなのか(津波の被害ももちろんありましたが)。人がいなかったからか、気持ちほんわかしていたような。天気が良かったからかもしれません。
ボランティアセンター長さんの人柄の良さもあいまってか、とても良い場所のように思えました。温泉もツアーに組み込まれてあり、もしご興味があればぜひ一度は参加してみてもいいかなぁと。また機会があれば行きたい。ただ1人じゃないほうが楽しいかもしれない…とは思いました笑
 
さて、レポートしていきますね。
金曜日夜に東京集合。
 
まず集合場所が詳しくわからずここで本当にあってるのかな…と思わず緊急連絡先に電話しようかと思った矢先に点呼が始まりました笑
 
添乗員さん、せめて10分前にはおってくれ…!と思いましたが、このツアーを終える頃には、この方1人でいろいろ管理をされていて大変さの心中お察しします…という姿勢になりました。

計40人ほどのボランティアツアー参加者をまとめあげコミュニケーションをとり、ボランティアセンターとの連絡をとり、ボランティアに従事するって半端ないなぁと。
せめてもう一人いれば、いろいろなものを交代したり、先頭とシンガリを抑えられるからもっと楽だろうなぁと思いました。いやはや。
こんなに40人も参加するツアーなのだからもっとJTBさん人員割いてあげてくださいな・・・とも思う。
 
んで出発
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私は何故か爆睡。
(普通の夜行バス感覚なので、枕のクッションとか絶対重宝します。良いの買うともっと寝心地いいのかなぁ・・・笑。首が痛くなりました。)
 
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んで到着&仮眠&着替え
ついたらそこはもう仮設住宅などもあり地元の方もいらっしゃる場所。
 
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ボランティアセンターへ移動。
その日に何をやるかは事前にはわかりません。
ここで臨戦(?)体制を整え、何をするか朝礼のようなかたちで
ボランティアさんが集まり聞きます。
 
 
この日は震災から3年たち3連休ということもあり80名くらいはいたのでは
ないかなぁと思います。遠いところから来られているかたの紹介もあり拍手なんかで労ったり。(遠くは山口・広島・島根あたり、若さでは高校生の参加もありました)
 
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ボランティアセンター内部。
小屋みたいな。
NHKのど自慢大会が誇らしげに掲げてあり、NHKののど自慢もこうやって人を元気づける役割があるんだよなぁとしみじみ。いい仕事だと思います。
 
 
 
そして挨拶が終わったら必要そうな道具を揃えて軽トラ積んで持っていきます。
この時、何十回とツアーに参加されているリピーターさんが中心となって
道具のああだこうだ(準備)をするのですが、私も含め、初めての人はどう手を出せばいいかわからず右往左往・・・。みんなが同じことをしても非効率だろうなぁと思って手が出せずじっとしておりました・・・。
なんていうかこういうところは私がわかってたらもっとうまくやるのに・・・!と歯がゆかった(いえ、実際やったらわからないけどさ…)。確かに何十回と参加されている方はボランティアをしに来ているのだからチームでのリーダー的な役割なんたるかとかは意識をされていないのだと思うのだけど、それでもみんなにうまいこと振り分ければみんなもコミュニケーションがとれてもっと良い状態で臨めるんじゃないかなぁと思ったのでした。
誰もが腰を据えて参加できるわけじゃないから出たとこ勝負なボランティアであるのはしょうがないんだけど・・・。意欲のあるリピーターさんとか数人はJTBとか添乗員さんと事前打ち合わせをしたり、チームビルディングとかの視点とかもってきても良いかもと思いました。(バスレク?笑)何より一人で参加しにきているとなかなか人と話すきっかけもないしね・・・。
でもボランティアは強制でもないし難しいよねぇ・・・うぬぬ。
 
 
さて、そんなこんなで、私達はビニールハウスの解体という活動を仰せつかったのであります。そこからはバス移動。
 
 
道中のスーパー。(やっぱり人気はない)
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見たところ、まだ建てて間もない家(土地広い!)などもよく見かけて
ううぅ、もったいないよなぁ・・・という気持ちになりました。
 
 
そんなこんなで現場へ。
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このようなビニールハウスの解体。
先日の大雪で中央の骨も折れ曲がってしまったみたい。
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40人ほぼ全員素人が、カナヅチやバール、スコップを片手にやいやい。
 
1時間に1回ほど休憩しながら解体、解体。
 
2時間弱でこんな感じ。
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お昼すぎにはここまでになりました。
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時間的に余裕がありそうだったので別のビニールハウスも解体。
ビニール剥がしなどもしたのでした。
 
そして道具を片付け。ボランティアセンターへ。
 
で帰りには、入浴施設に立ち寄り(400円)疲れを癒やす。
 
道中。津波被害のあった場所。
遠くに水平線が見えました。想像なんて簡単にできないけれど。
 
 
という形で終えました。
17時くらいに現地を出発し大体23時頃に戻ってきたのでした。
 
まぁ、ひとりで行ったのですが特に誰とも仲良くなることなく・・・
そりゃあそうだよね・・・笑、べつに目的じゃないものね。
 
と思いながら、あれ、友達の作り方とかどうするんだっけとか
完璧な人見知りを発揮しておりました私は。笑
 
でもま、考えなおして、第一無理にしゃべろうとしなくていいんじゃね。
と開き直ることにしました。
 
原発放射能は目に見えないものですが、ひとまず福島に立ったときに
あぁ良い土地だとか静かだ、とかどうせ一人だからちょっと散歩しようかとか
なんかきっとひとりだからいろいろ感じられることがあって(と信じて)それはそれで楽しいと思います。
 
でもこういうところには、やっぱり誰とでも仲良くなれるリーダー(?)的な方は
いらっしゃるもんですね。声が大きいというのもあるかもしれませんけど。
そういうのは天性の才能なのかなぁ・・・ほほっぉう・・・と感心せずにはいられませんでしたね。(笑)
 
友人と2人くらいで行ければまぁ適度にコミュニケーションがとれたり楽しい(あえてこう表現するけど)のではないかなぁと思います。
 
 
ちょとうまく文章になっているかわからず恐縮ですが。
このような形で行ってまいりました。

 
JTBのツアーは累計100回を超え、
添乗員さんも20回以上は南相馬へ足を運ばれているとのこと。
月に1回ほど金曜日出発でツアーをしていらっしゃる。
これからも続けていくとのことでした。
(4月にも5月にもやってるよ!)
 
ボランティアセンター長のかたも「JTBで来る方々はいつも一生懸命やってくれる」と仰っていて、良い関係を築いていらっしゃるのだなぁと。
 
バスの運転手の確保やスケジュール管理など大変ななか素晴らしいなぁと思いました。
きっと添乗員さんも何かの使命感によって仕事とボランティアをつなげていらっしゃるのかもしれません。
 
やはりツアーに参加してよかったと思います。
思ったことや体験を細々とすべて文章化させるのは難しいけれど
どういうところが大事か客観視できたような気がします。
 
 
今度は誰かを連れて行こう。
 
ありがとうございました。
 
 
南相馬のボランティアセンターの合言葉
「できる人が、できる時に、できる事をする」

Tシャツ買っちゃった。
こういうのでもデザインとかが貢献できる要素とかたくさんあるよね。