やはり、震災もこの目で見たいと思ったのは、
その心のヒリヒリを焼き付けたいと思ったから、
途方もない喪失感を少しでも焼き付けたかったから、
これから自分にできることを考えたかったから。
社内ニートでも、それを通してやったことは
本当にゼロからのスタートで。
でもそゆことを経験すると、次に同じような場面に出くわしても、少なくとも
焦ることはなくなる。
震災と社内ニートの話を同列にするのは
どうかと思うけど、一回経験することで、
それがゼロから、いやマイナスからのスタートでもネガティブな感情を少し抑えられるから。
その経験をしたことで
それをはじめて経験する人の力になれるかもしれないから。
いつでも、辛い方の道を歩け、とは思わないけど、ちょっといけそうなら辛い方を選ぶと良いと思う。
大変で辛いからこそ、その経験自体が貴重なものとなって、
いざって時に適切な判断ができるようになる。
友達をきちんと(余裕を持って)励ますことができる。
いつもとは言わない。
でもちっと辛いことはきちんと血肉になって
自分の器をちっと大きくしてくれる。
そんな気がする。