※ノルウェイの森、ネタバレするから注意
「どうしてあなたってそんなに馬鹿なの?会いたいにきまってるでしょう?だって私あなたのことが好きだって言ったでしょ?私そんなに簡単に人を好きになったり、好きじゃなくなったりしないわよ。そんなこともわかんないの?」
(素敵ねー。一度言われたいわ(笑))
「いろんなことって?」
「私とあなたの関係のことよ。つまりね、私あなたといるときの方がだんだん楽しくなってきたのよ、彼と一緒にいるときより。そういうのって、いくらなんでも不自然だし具合わるいと思わない? もちろん私は彼のこと好きよ、そりゃ多少わがままで偏狭でファシストだけど、いいところはいっぱいあるし、はじめて真剣に好きになった人だしね。でもね、あなたってなんだか特別なのよ、私にとって。一緒にいるとすごくぴったりしてるって感じするもの。あなたのこと信頼してるし、好きだし、放したくないの。要するに自分でもだんだん混乱してきたのよ。それで彼のところに行って正直に相談したの。どうしたらいいだろうって。あなたともう会うなって彼は言ったわ。もしあなたと会うんなら俺と別れろって」
「それでどうしたの?」
「彼と別れたわよ、さっぱりと」と言って緑はマルボロをくわえ、手で覆うようにしてマッチで火をつけ、煙を吸い込んだ
「どうして?」
「どうして?」と緑は怒鳴った
「あなた頭おかしいんじゃないの?英語の仮定法がわかって、数列が理解できて、マルクスが読めてなんでそんなことわかんないのよ?なんでそんなこと訊くのよ?なんでそんなこと女子に言わせるのよ?彼よりあなたの方が好きだからにきまってるでしょ。私だってね、もっとハンサムな男の子好きになりたかったわよ。でも仕方ないでしょ、あなたのこと好きになっちゃったんだから」
・・・
中略
・・・・・私多少むちゃくちゃなところあるけど正直でいい子だし、よく働くし、顔だってけっこう可愛いし、おっぱいだって良いかたちしてるし、料理もうまいし、お父さんの遺産だって信託預金にしてあるし、大安売りだと思わない?あなたが取らないと私そのうちどこかよそに行っちゃうわよ」
「時間がほしいんだ」と僕は言った。「考えたり、整理したり、判断したりする時間がほしいんだ。悪いとは思うけど、今はそうとしか言えないんだ」
「でも私のこと心から好きだし、二度と放したくないと思ってるのね?」
「もちろんそう思ってるよ」
緑は体を離し、にっこり笑って僕の顔を観た。「いいわよ、待ってあげる。あなたのことを信頼してるから」と彼女は言った。「でも私をとるときは私だけをとってね。そして私を抱くときは私のことだけを考えてね。私の言ってる意味わかる?」
「よくわかる」
「それから私に何をしてもかまわないけれど、傷つけることだけはやめてね。私これまでの人生で十分に傷ついてきたし、これ以上傷つきたくないの。幸せになりたいのよ」
この場面好き。
僕も落ち着こう落ち着こうとはずっと前から言ってることなんだけど。
きっと、愛するとか好きとか、そーいうのの良さを知って(しまってい)るからなかなか落ち着かないんでしょうね。
今月になったら落ち着くかなぁ。
落ち着いちゃっていいのかなぁ・・・(笑)
よくわかんないや。
よくわかんないからいけないんだけどね(笑)。人生に1つや2つわからないことがあってもいいのかなー。
だって、それで僕が死ぬときに後悔するかって言われたら、きっとしないだろうからなぁ。やることやったし。
僕としてできることはやったし。
死ぬ一瞬、あー、泣いてくれるぐらいはしてくれるかなーって思うくらいかな。
緑のように素直に待ってるわ。なんていう子がいるんだろーか。
いや、とりあえず待ってるのか。そうだな。
待てなくなったら待てなくなったときだもんね。
中途半端にお付き合いはしないわって意味ね。きっと。
ちゃんとしたこと(?)をここに書くって久しぶりかなぁ。
そうね。ひとりってことは何も考えなくて済むもんね。
直子がいるとかじゃなく間違いなくひとりなんだからきっと何も考えることないはずなのに。
何も考えずに済むってことに逃げ込んでるんでしょうね。
それに全部全てをもりもりまるまるっと消化できてるわけでもないし。
消化不良のごま塩おにぎりが残ってる気がするもんな。
しかし、誰がどうこうできる問題でもないのが不思議なところ。(笑)
考える考えないではなく、それが自然になるかどうかの問題なんだけどね。
あー緑に会いたい。(笑