1年半前ほどにトロントに短期留学していた時の話。
途中からビジネスクラスに入れてもらった。
そこでは主にビジネスを想定して英語を話すんだけど、文化だとかという話も先生はしてくれた。
ビジネスをするには相手の文化を知っておくことも大事だから。
まあ
そこで、握手をしようという話になった。
欧米は初めて会うときに握手をよくする。
日本人はbow(お辞儀)が普通だけど、グローバルスタンダードは握手っぽい。
で、そこで
クラス全員と握手をしようという話になった。
そして、誰が一番心地よい握手だったか、アンケートするというものだ。
これがなんだかすごく面白かった。
誰が心地良いってなんじゃらほい、って感じだったけど
何気ない握手なんだけど、一度にいろんな人と握手をすると一人ひとり握手が違うことに気付く。
心地良い握手ってモノが存在するかもしれないな、と思った。
触感、力強さ、手の位置、握手している時間、人それぞれなのだ。
ある人は力強く、ゴツゴツしていたり、一瞬のような握手だったり、柔らかい手だったり。
なんか握手一つでもすごくテクニックがいるんじゃないかって思ったのをなぜか憶えている。
そして、アンケートをとる。
不思議なことに全く手の上がらない人と、数人上がる人という風に分かれた。
心地良い握手というものは共通して存在しているらしかった。
すごく興味深いお話。
と、同時にみんな変わらなくね?と思っていた握手にさえ個々人が宿るのだなと思った。
こんな何気ないところでも人それぞれ違うように受け取られるのだから、個性というものはほとほと滲み出てしまっているものなのだ。
どう生きていようが、自分からは逃げられないんだなぁ結局。
だから、自分を押さえ込んでも、○○すべきって思いこんでる自分がいても、結局は自分の思う方向にいっちゃうのよねー。
そう思ったこともしばしば。
っと、なんでこんなことを思ったのか忘れたけど(笑)
思ったことは思ったことなので書き留め。